2011年2月16日水曜日

大学生「皆」留学反対・・・

これだけ毎日TOEIC高得点、念仏のように言っておいて、私は、英語社内公用語化反対、TOEIC○点以上の人じゃないと管理職になれない系の今の風潮反対派です。
学生時代は 外資なんて日本をどー思ってんだってわざわざ日本の会社を中心に受けました。
(ただ、入った会社は外資文化でしたが・・・。)

今日のワールドビジネスサテライトで、日本人は英語にお金をかけてる割には、英語能力が低いとiKnowの運営者の人が言ってました。まぁ、否定はしないですが。

最後はロバート・フェルドマンさんが。1年留学をって~と発言してました。

フェルドマンさんを尊敬はしていますが、私は学生「皆」留学反対派です。
若いうちにやみくもに基礎力もないまま留学したって、貴重な時間と、無駄な費用が発生するだけです。日本経済のためには国内で、高額な英語教材にお金使った方が為になるでしょう。
日本人の大学生は3年から就職活動して、2年で留学して、何のためにその大学に入るのか。
留学自体は、人によっては良い経験になるので、否定はしません。私も、短期間でしたが、1カ月のハワイ滞在は良い経験でした。でも、これは大人のリフレッシュ滞在で、既に私は軸があります。
私は海外離れの若者とは違うようで、年に1,2度は海外旅行に行ってた人で、色んな国を訪れましたが、日本は文化面、教育的な品質、利便性や治安、全てにおいてここまで整った国はありません。

わざわざ海外で学ぶということには余程の目的がなければ、逆に母国語で専門知識を学ばなかったことがハンデになりかねません。英語力より国語力です。
そして、親元から離れて、自分を助けるのは、自分で考える力です。
英語で考えると発想力が50%伸びるって証明でもされたら、この理論撤回しますが、何語で考えるかより、それ以外の基礎的教養の方が考える力には大切です。個人的には、母国語で考えた方が脳への負荷は低いと思いますが。

通訳などの専門的な職業にでもならない限り、サラリーマンの仕事の英語はあくまでタイピングやExcelやWordを使うのと同じで、「使えないと仕事ができない」から覚えるのだと思います。
大学は予備校ではないです。ツールのために、英語コミュニケーションの専門課程以外の人間が4年のうちの1年を海外留学に使うことが、言われてる程、その人の人生に有用なのか冷静に考えるべきです。
また、留学で、本当に上級の語学力を身につけられれば良いですが、1年で思ったより上達しなかった際は、これは本当に悲惨です。留学してたんでしょ?っていう社会の偏見に苦しみかねない。
英語圏の名門大学を卒業する位の苦労した方でない限り、(となると米国の大学にほぼ限定されるんでしょうが)実践のビジネスで求められる英語運営能力は身に付くものではないです。
私はTOEICを取りたいのは転職の免許証が欲しいだけで、語学のゴールはそこに置いてないです。専門分野でディスカッションする時に言語運用能力で馬鹿にされたくないので伸ばしただけです。

社内英語公用語化は流行りの話題ではあると思いますが、いずれは母国語運用能力の高い社員が必要だったと経営陣も気がつくでしょう。
別に日本語ネイティブ以外の社員がいるならそれに配慮して両方使えば良いじゃないですか。
私の最初の会社はIT系だったのでインドの人がいたので、旅行のお土産を持ってきた時は件名に「Omiyage from ・・・」
日本語の解説と、英語の解説をセットで送ってました。英語が苦手な人はコピペして、得意な人は気のきいた文面を添えて。素敵な文化でした。
多言語比率が上がったから、英語の方が社内は便利だ、、ならそれで良いじゃないですが。
でも、日本語運用能力が高い、そこには日本人はもっと拘って欲しいです。

英語の勉強は好きだけど、最近のこの風潮には合意出来かねます。

0 件のコメント:

コメントを投稿